印鑑の保管に関するお役立ち情報

印鑑などの重要な貴重品の保管では、預金通帳と銀行印、不動産の権利書と実印のように、両方揃うことで初めて効力を持つものを同じ場所に保管しないこと、そして分散して保管することが鉄則です。もし、これらをセットで盗難されてしまうと簡単に預貯金が引き出されますし、実印を使って借金の契約書を作成したり、所有している不動産の移転登記を行い、自宅の所有権を失ったりする事も考えられます。特に登記が絡む場合は、転売先も巻き込んだ案件となり、解決が容易ではありません。こうしたリスクを回避する為にも、貴重品はできる限り分散して保管することがとても重要です。もちろん、戸棚の引き出しやタンス、バック、仏壇など、狙われやすい場所を避け、目立たず意外性のある場所に保管することも大切です。

安心できる保管方法は金庫を使うこと

印鑑の保管方法は色々ありますが、金庫を使った方法は比較的安心できます。金庫を使った保管で最も安心できる方法が、銀行の貸し金庫を利用することです。貸し金庫のメリットは、何よりも盗難、紛失、災害などのリスクが全くないことです。それによって、実印と印鑑証明書を発行できる登録カード、不動産の権利書など、自宅で保管する場合に分散させなければいけないものをまとめて保管できるので、貴重品の管理を得意としない人にとっては大きなメリットとなります。デメリットは費用が掛かる事と、銀行が開いている時間帯でしか出し入れができない事ですが、前述のリスクを考慮すれば費用対効果は良いと言えます。また、ホームセンターなどで売っている鍵とダイヤルを併用した手提げ金庫なども安心できます。ただし、盗難対策として持ち運びができないような工夫が、災害対策として耐火性のある金庫が必要となります。

保管場所だけではなく、保管方法にも工夫をする

印鑑のような貴重品の保管では、盗難や紛失の対策として保管場所に注視しがちですが、保管方法に一工夫することで、さらに効果のある対策となります。中でもダミーの印鑑を用意する方法が有名で、例えば預金通帳とダミーの印鑑を同じような場所に保管すると、盗難の被害にあったとしてもダミーの印鑑なので預金を引き出す事はできません。また、大量の印鑑を一ヶ所で保管し探す時間を掛ける事で盗難を諦めさせたり、目つかりやすい場所に手提げ金庫を置き、実際は小さな箱で保管するといった工夫の仕方もあります。さらに意外な方法として、子供が使わなくなった筆箱やぬいぐるみなどに保管する方法もあります。これは、印鑑が小さい事、物色する際に子供部屋は後回しにされる事などを考慮して考えられた方法です。